2013年4月3日

抗がん剤グリベックの「改良版」に特許認めず、インド最高裁

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(以下転載)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2936698/10525327?ctm_campaign=txt_topics抗がん剤グリベックの「改良版」に特許認めず、インド最高裁
  • 2013年04月01日 18:23 発信地:ニューデリー/インド
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  • 【4月1日 AFP】スイス製薬大手ノバルティス(Novartis)が開発した同社の抗がん剤「グリベック(Glivec)」の改良版について、従来の薬剤と比べて著しい改善がもたらされているとして、特許の認定を求めていた裁判で、インドの最高裁は1日、原告の訴えを棄却し、特許を認めないとの判断を下した。活動家らは、発展途上国向けの低価格なジェネリック医薬品の調達が保護されたとして判決を支持している。

 グリベックはノバルティスのブロックバスター(訳注:主に年間売り上げ10億ドル以上の薬)で、特許裁判は7年間に及んだ。「世界の薬局」と呼ばれるインドの特許庁がグリベックの改良版に特許を認めなかったため、ノバルティスは体内への吸収が容易になったことを挙げ、グリベックの改良版には著しい改善点があるとして、特許の認可を求めていた。
 だが、インドの最高裁は、この医薬品がインドの法律の求める「新規性や発明性の評価を満たさなかった」とし、訴えを退けた。
 インドの法律は、医薬品にわずかな改良を加えるだけで新たな特許を取得する「エバーグリーニング」と呼ばれる医療業界の手法を禁止しており、今回の判決により、医薬品メーカー各社は今後もグリベックのジェネリック医薬品製造を続けることができる。
 今回の裁判は、多国籍製薬会社の特許がどこまで保護されるのかを判断する上で大きな影響力があるとして、高い注目を集めていた。(c)AFP/Penny MacRae

ノバルティス、インドで敗訴(swissinfo.ch)

ついに判決がでたようです。インドではグリベックの特許保護は認めないとのこと。
このような訴訟が続いてしまうと、その国では製薬ビジネスはできなくなりますが、
それまでに国内メーカーが育っていればよい、という判断でしょうか。。。
(以下転載)
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=35372804
swissinfo.ch - Swiss Broadcasting CorporationInternational Service of the Swiss Broadcasting Corporation
負けた闘い
ノバルティス、インドで敗訴敗訴した医薬品大手のノバルティスは今後、インドへの投資に消極的になりそうだ敗訴した医薬品大手のノバルティスは今後、インドへの投資に消極的になりそうだ (Keystone)
swissinfo.ch
2013-04-02 13:51
インドにおける、抗がん剤「グリベック(Glivec)」の特許をめぐり7年間続いていた訴訟で、スイスの製薬大手ノバルティスの敗訴が4月1日に決まった。インド最高裁は、インド市場におけるグリベックの特許権保護を棄却した。
 訴訟が始まったのは2006年1月。インドの特許局が、グリベックの特許を自国の市場で認めようとしなかったことが発端だった。
 その理由は、グリベックの主成分が既存薬の成分を少し変えただけのものであるため。特許局の言い分は最初の審理で通り、ノバルティスはこの判決を受け入れずに上訴。しかし、ここでも敗訴したため、新たに訴えを起こし、ニューデリーの最高裁が決断を下すことになった。
指標となる判決
 今回の特許権保護の棄却は、インド進出に力を入れている西側製薬業界の今後の指標となるはずだ。また、インドの製薬業界にとっても大きな意味を持つ。
 インド市場では、購買力のある中間層が急激に成長している。ノバルティスにとって大切なのは、そんな市場で自社製品の持つ革新性を守ることだった。それに対しインドや他の南側諸国の貧困層は、特許が認められれば、結核やエイズなどの慢性疾患、あるいはがんに効く安価な医薬品を入手できなくなると恐れた。
無念のノバルティス
 ノバルティスは1日に発表したプレスリリースで「グリベックは世界中で認められた優れた医薬品だ。それにもかかわらず、インドはその特許を否定した。グリベックは約40カ国で特許によって保護されている。特許は、革新的な医薬品研究開発の基礎だ」とインド最高裁の判決を残念がった。
 グリベックが入手しにくくなるという声に対しては、自社の支援プログラムを挙げて説明。インドの患者の95%は今後もグリベックを無料で受け取ることができ、その数は1万6000人を数える。ノバルティスは2002年から17億ドル(約1581億円)をこの支援プログラムに投資しており、グリベックの無料援助を受けていない残りの5%も、他の支援を受けたり保険をかけたりしているという。
スイスメディアの反応
 2日のスイス各紙には、「デリーの賢明でないグリベック判決」、「悪いサイン」、「疑わしいノバルティス判決」など、判決を批判する言葉が並んだ。
 ドイツ語圏日刊紙のNZZは「自国の後発医薬品(ジェネリック医薬品)産業を守れば、西側医薬品業界はインドでの新製品売り込みを控えるようになる」と予想し、「それが『貧困層にとっての勝利』かどうかは疑わしい」と続ける。
 一方、フランス語圏日刊紙のトリビューン・ド・ジュネーブ(Tribune de Genève)やヴァントキャトラー(24 heures)は、ノバルティスがインドで平手打ちを食らったと報じた。「これで、医薬品業界がまたここに帰ってくるのではないだろうか。つまり、地に足がつくのではなかろうか。自分の権力を確信した高慢なノバルティスは、壁に向かって突進したのだ」
 だが大方の見方は、ノバルティスの敗訴でインドは投資の魅力が減り、自分の首を絞めることになるというものだ。
swissinfo.ch
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ノバルティス、安価なジェネリック医薬品の排除を狙いインドで訴訟ニューデリーでノバルティスへの抗議デモに参加する人々インド最高裁判所は3月下旬、スイスの製薬会社ノバルティス(Novartis)が申請していた抗がん剤「イマチニブ(商品名グリベック)」の特許をめぐる争いで判決を下す。  [...]
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