2014年6月26日

記事紹介:被爆2世:白血病発症に差 「早い誕生ほど危険」(毎日新聞)

白血病の発生率は人口10万人あたり6.3名(日本成人白血病治療共同研究グループ)、人生80年とすれば生涯発症率は0.5%弱(約200名に一人が罹る)になる。これと99%水準で統計的に有意に差があるというためには、それなりのサンプル数がいるよね(たとえばある集団の発症率が母集団平均より+1%だとすると、ある集団に必要なサンプル数は約800;+2%だと約300、+3%だと約200)

ある程度大規模な被爆2世の追跡調査でない限りは、文中にあるとおり、「2世への遺伝的影響がない」と言われてることを否定できないことはわかるものの、周りのサンプルバイアスではどう考えても身体が弱い気がするんだがなぁ。殆どの方が亡くなっているだろうし、今後どこまで追跡調査をできるのか、頑張ってほしいです。
被爆2世:白血病発症に差 「早い誕生ほど危険」
毎日新聞 2014年06月01日 23時00分
 白血病を発症した広島原爆の被爆2世のうち、父親が被爆し、戦後早い時期に生まれた人ほど、発症の危険性が高いとする研究結果を、鎌田七男・広島大名誉教授(血液内科学)らの研究グループがまとめた。1日に長崎市であった原子爆弾後障害研究会で報告した。
 鎌田氏らによると、原爆投下の1〜15年後に生まれた被爆2世の白血病患者54人ときょうだい95人の計149人について、親の被爆から誕生日までの日数などを分析。父が被爆した2世のグループで、被爆に近い時期に生まれた子どもほど、白血病にかかる確率が高い傾向があった。父親の被爆から誕生までの時間が経つほどこの傾向は弱まったという。
 原爆放射線の遺伝的影響については、日米共同研究機関・放射線影響研究所などが「認められない」としている。鎌田氏らは「2世への遺伝的影響をただちに示すものではないが『影響がない』とも言えないのではないか」と話した。【小畑英介】
出典:http://mainichi.jp/select/news/20140602k0000m040093000c.html