ワタクシも2012年8月のマルクでCMRが確認できているから、2回連続PCRネガティブというCMRの定義上、2012年4月からPCRネガティブなのでもう2年以上PCRネガティブを維持という条件を満たしているはず(この7月の検査で引っかからない前提)です。
STIM1 study
- Imatinibで少なくとも2年以上PCRネガティブを維持できている100名の患者を対象にドラッグオフ(休薬)を実施
- 以下の条件で再発(reccurrance)とみなされる:(1)2回連続の検査(当初1年は毎月、2年目以降は2か月ごと)における1ログ以上のBCR-ABL増加、あるいは(2)MMR(PCRでのBCR-ABLが0.1%未満)の消失
- 39%の患者がドラッグオフ(休薬)開始から60か月(5年)後にもPCRネガティブを継続
- 61%のぶり返し(relapses)患者のうち、殆ど当初6か月以内で2年以降のぶり返しはなし
- Sokal risk score(診断時の年齢、脾臓の大きさ、血小板数など)によってぶり返しの確率が変わり、低いリスクスコアでは47%だったのに対し高いリスクスコアでは73%がぶり返し
A-STIM study
- STIM1と同様の81名の患者を対象にドラッグオフ(休薬)を実施
- MMRの消失の場合にのみ治療を再開(=低いレベルでのPCRポジティブを無視)
- 61%が、休薬から31か月後(約2年半、中央値)にも治療なしでMMRを維持(うち45%がPCRネガティブ、24%が時たまPCRポジティブ、残り31%が2回以上連続の検出あり)
- ぶり返した患者もすべてがMMRを回復(1名の患者のみがImatinibでは病状が進行、Second lineに切り替え?)
STIM2 study
- 少なくとも2年以上PCRネガティブを維持できている127名の患者を対象にドラッグオフ(休薬)を実施
- 59%の患者が、休薬から少なくとも2年以上経った時点でPCRネガティブを維持
- そのうち53%と半数以上が、時折の短い期間、MR4.5=100万分の32と極めて低い水準での時折のPCRポジティブを検出=非常に低レベルでのPCR検出が、ただちにCMLのぶり返しや進行につながるものではないと結論
- 41%のぶり返しのうち、92%は治療停止から当初4か月にぶり返し、残り8%も9か月目までにぶり返し
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