2013年12月14日

イマチニブのジェネリック:イマチニブ錠100mg「NK」が日本化薬より発売

グリベックの特許切れに伴い、ついにジェネリックが日本でも日本化薬より手に入るようになったようです。気になる単価は1842.40円と現行の2/3程度といったところで、CMLの前提では、高額療養費の対象になるケースが大半かと思われます。(´・ω・`)

さらに、なぜか、効能・効果が「フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病」に限定されていて、慢性骨髄性白血病(CML)が対象になっていないようです。新発売のご案内には、
「慢性骨髄性白血病」、「KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍」、「FIP1L1-PDGFRα陽性の好酸球増多症候群又は慢性好酸球性白血病」の効能・効果につきましては承認を取得しておりません。 
と書いてありました。


どんな大人の事情ですかねー(´・ω・`)

2013年12月13日

イギリス生活(3)専門医(Specialst)へのアポ入れの大変さ

グリベック(コチラの綴りはGlivec)の処方のためには専門病院でのSpecialist(専門医)の面談が必要とのことで、その手配を進めたのですが思いの外大変で、薬のストックがなくなるギリギリでなんとか間に合いました。時系列で書いてみます。

  • 10月後半:GP(かかりつけ医)とのメールのやり取りで、Glivecの処方にはSpecialst(専門医)に会う必要があると確認され、アポイントメントをGP経由で依頼
  • 11月初旬:自分のところに何も連絡が来ないと待っていたらレターがPostで届いていたようで、一回目のアポイントメントをぶっちしてしまう(GPから連絡が来たのでぶっちしたことに気づけたが、Specialistからの電話・メール一切の連絡はなくpigeon‐hole(カレッジ内の共有郵便受け)に一枚のレターが届くのみ)
    • 再度のアポイントメント依頼のために直接に電話を入れるも誰も取らずメッセージを残す。コールバックはなし。ただし、12月初旬の別日を指定しているアポイントメントレターがなぜか二枚届く
  • 11月下旬:二つのアポイントメントのうち参加できない方をキャンセルしようと電話するも誰も取らずにその意図をメッセージとして残す。3回ほどメッセージを残してコールバックをお願いしたが何も連絡なし
  • 今週:アポイントメントレター通りの時間に向かうも、今週はカンファレンスがあって医者がいないとのこと。何じゃそりゃ・・・何はともあれGlivecがもうすぐ切れるので必要なんだ、と主張したらSpecialst Nurseが午後に確認してPostして送るからと言われ血液検査だけを受ける
    • 電話で連絡をくれるとのことで待っていたが例によって連絡はなし。17時過ぎに渡された24時間対応番号に電話をしたら、16時に帰ったとのこと・・・
    • 電話では埒が明かないと確信し、翌日に再度病院を直接に訪問。そうするとようやく対応してくれて急遽アポイントメントを入れてくれることに
  • 昨日:ようやくSpecialistと面談。Glivec(100mgが4錠ではなく400mgが1錠)を処方してもらう。ジェネリックも出始めているはずだが特に打診されず。不幸中の幸いは無料であったこと!!(一定期間以上滞在する学生だと無料になるようです!!What a generous country!)
Glivec of 400mg tablets

結論:最初のセットアップは、手間でも直接に会っての確認・ネゴが一番確実。
(一応補足しておくと、個別に会った方々はとてもプロフェッショナルかつナイスで、コチラの事情を鑑みてその場でとり得る最大限のアクションを取ってくれました、ただプロセス全般がdisorganiseだっただけです・・・)

なお、7月以来の半年ぶり近い血液検査の結果は相変わらずの安定の低空飛行でした。良くも悪くも変わらずです。
白血球数(WBC)の推移: Trend of the number of WBC (Thousand per ul)

血小板(PLT)の推移: Trend of the number of PLT (Thousand per ul)
赤血球数(RBC)の推移: Trend of the number of RBC (Million per ul)