CML薬剤(グリベック・タシグナ・スプリセル・ボシュリフ)副作用比較

2014年10月24日:ボシュリフを追加しました。
CML薬剤(グリベック・タシグナ・スプリセル・ボシュリフ)の副作用をグラフにしました。要点を以下にまとめておきます。
  • 発疹は4つのどの薬でも3-5割の高い割合の患者で起きている
  • 血球減少や貧血といった血液系の副作用もどの薬でも出ているが、グリベック・タシグナと比べるとスプリセルの患者に特に多く血球減少は2/3前後の患者に起きている
  • 嘔気/悪心や嘔吐はグリベック、タシグナ、ボシュリフでは発生しているがスプリセルにはない
  • 第二世代のタシグナ・スプリセルは頭痛・発熱といった活動しにくくなる副作用も3割程度の患者で発生しており、さらにタシグナは高ビリルビン血症(黄疸)や高血糖、スプリセルは、浮腫や胸水といった独自の副作用も2-3割の割合で起きている
  • 第三世代のボシュリフは下痢が94%、重度の下痢が13%、肝機能障害が60%、感染症が37%、出血が16%などより幅広い副作用が起きているので注意が必要
グラフだけでは、いかんせんわかりにくいので、表も作りました。
グリベック, n=70タシグナ, n=34スプリセル, n=77ボシュリフ, n=63
発疹40%50%34%49%
好中球減少43%35%73%27%
血小板減少40%29%66%33%
白血球減少40%27%61%27%
貧血27%24%36%32%
嘔気/悪心46%32%37%
嘔吐26%29%37%
頭痛32%32%
発熱24%26%
下痢30%94%
重度の下痢13%
眼瞼浮腫24%
筋痙攣14%
高ビリルビン血症27%
高血糖18%
浮腫25%
胸水25%8%
心嚢液貯留3%
倦怠感22%
食欲減退22%
肝機能障害60%
心障害6%
感染症37%
出血16%

出所:
イマチニブ(商品名:グリベック、ノバルティスファーマ)
ニロチニブ(商品名:タシグナ、ノバルティスファーマ)
ダサチニブ(商品名:スプリセル、ブリストル・マイヤーズ)
ボスチニブ(商品名:ボシュリフ、ファイザー)
こちらで薬名を入力すれば検索できます→PMDAの添付情報検索


3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Hi, blogger, I am a social worker in New Sunshine Charity Foundation which focus on helping leukemia patients. We are going to hold a World CML Day Conference in Beijing and introduce the adverse effects of CML to CML patients. Your excellent blog attract my attention and I am interested in the charts you mentioned in http://unidentified-cml.blogspot.com/p/cml_06.html, could you tell me the sources of your charts? Becky Peng

A CML patient さんのコメント...

Dear Becky,

I just summarised the sub-effect information which is available in the website of PMDA (the Japan's governmental organisation to review new drugs etc.).
http://www.info.pmda.go.jp/

Here's direct links to three drugs; unfortunately all the information is in Japanese.
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4291011F1028_1_17/
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4291021M1020_1_15/
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4291020F1027_1_08/

匿名 さんのコメント...

Dear blogger,
Thank you for your reply, you have been a great help! I really appreciate this and I wish you all the best of luck!
Becky