2012年2月1日

成人T細胞白血病に新薬 厚労省部会が承認意見(日本経済新聞)

有効な治療法が確立されていないATLに対する画期的な第一歩となるとよいですね。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2E3E2E6868DE2E3E2E0E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;at=ALL

成人T細胞白血病に新薬 厚労省部会が承認意見 

2012/2/1 22:15
日本経済新聞 電子版
厚生労働省の医薬品第2部会は1日、再発した成人T細胞白血病(ATL)に対する協和発酵キリンの治療薬「ポテリジオ」、一般名「モガムリズマブ(遺伝子組換え)」の製造販売を承認してよいとする意見をまとめた。厚労省は早ければ2011年度中にも正式に承認する。
ATLに特化した治療薬の承認は初めて。これまでは複数の抗がん剤投与が一般的で、造血幹細胞移植しか有効な治療法がなかった。
ATLは、原因ウイルスのHTLV1が主に母乳を通じて母子感染し、感染後40年以上を経て起きる血液のがん。感染者は西日本を中心に全国に100万人以上いるとされ、年間約千人が発症する。
ポテリジオは、ATLのがん細胞の表面にある特定の受容体に結合する抗体薬。協和発酵キリンが独自技術で開発した。1週間間隔で8回、点滴投与する。臨床試験では、投与した患者の半数で、がん細胞がなくなったり減ったりした。〔共同〕

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